Home > 心療内科で取り扱う症状

心療内科で取り扱う症状

精神科とほぼおなじ病気を診察

心療内科という診療科を、ご存知でしょうか。ドラマに取り上げられたりしたおかげで、10年ほど前からすれば、かなり世の中に知られるようになって来ています。たくさんある診療科の中で、とてもあたらしい科が心療内科で、こまかい範囲はともかく、一般の人からみれば、かつての精神科とほぼおなじ病気を診察してくれる科になります。

具体的にどんな病気を診ているのかというと、おおむね以下のようになります。心身症や心気症、摂食障害やパニック障害、社会不安障害、うつ状態、睡眠障害、自律神経失調症、過敏性腸症候群、機能性胃腸障害、消化管障害、心因性嘔吐症、慢性疼痛、慢性疲労症候群、起立性調節障害、頭痛、緊張性頭痛、心因性の発熱やめまい、書痙、斜頸などなど、多岐にわたります。このほかに肥満症や気管支喘息、アトピー性皮膚炎も含まれる場合があり、心療のことばのイメージとはちょっと外れる、身体的な症状も多く含まれているのが特徴といえます。

現代の健康の秘訣に

精神的な不安と身体にあらわれる症状をはっきり区別することは、専門の医師たちのあいだでさえむずかしいことだといわれます。ですのでいまの段階では、風邪をひいたら内科、怪我をしたら外科、のようにはシンプルに分類されていません。

専門家で区別出来ないものが、一般の人間に出来ないのは当たり前ですから、もし気持ちが落ち着かなくって、からだの具合ももうひとつで、というときには、あまり考えすぎずに近所の心療内科にかかってみるのもひとつの手ではないでしょうか。

現代人のストレスは、とくに気持ちの面にあらわれやすいといわれています。かぜをひいたら常備薬を飲んだりするのとおなじで、気持ちの症状も、こじらす前に対処すれば回復が早まります。住んでいる近所のどこに心療内科のある病院やクリニックがあるか調べておくだけで、いざというときの安心につながりますから、老若男女問わず、自分の心療内科をおぼえておくのが、現代版の健康の秘訣だと思います。